或る馬爾代夫での一日、其二

或る馬爾代夫での一日、其二

できればもっと旅行記っぽいことを書きたいと思いそれっぽく書いてみましたが今回もそんな感じでやっていきたいと思います。
9時前、朝食を終えて若々しく太陽の陽をうける熱帯植物を横目に、やっとの思いで部屋に帰宅。これは筆者自身の選択とはいえ今日は一段と熱い…次から今日くらい暑い日にはカートでいいかなんて思いつつカードキーについているルームナンバーが彫られた部屋番号を確認してからカギを差し込みます。流石に間違えないだろうwと思うかもしれませんが念には念を入れてのことです。実は筆者、ホテルに泊まるときには毎回確認してから入るようにしてるんです。カギを開けて部屋にはいるとつけっぱなしになっていたクーラーの風が出迎えてくれます。この時の全身からムンムンと熱気をだしてる筆者達にとってこれは最高の風でした。でもクーラーじゃなくてモルディブならではの涼みかたをするために折角なので裏庭の海につかろうと思い水着をとりにバルコニーへ出ました。モルディブというか南国ならではなのか部屋の外に物干し竿が置かれていて晴れた日にはここにかけておけば水びたしの水着も数時間で乾くようになっています。雨だったり曇りの日にはロビー横の乾燥機なんかを使うといいかも。焼け付くように熱い鉄の階段をおりいざ入水。
海にはいると地上とはうって変わってこちらはまだ朝って感じの海水でこころなしか新鮮な感じの水を連想させます。太陽の光とやや冷たい水の両方が筆者の身体にまとわりついて離れようとしません。そしてこころなしか時間の流れが遅くなっているように思えました。普段日本で営んでいるめまぐるしく変化する忙しい毎日と遠くにみえる刻々と同じ動作を紡いでいる穏やかな波とを無意識のうちに比較していたせいかもしれません。この表現は決して誇張なんかではなくここのリゾート一帯が穏やかなラグーンとダイビングスポットに囲まれているおかげですね。そのため子ども達も気兼ねなく遊べちゃいます。
30分もするともう充分涼んだかなと思いはじめ、海に揉まれていた感覚が身体の中まで伝わってきました。海につかっていただけで疲れてしまうのは筆者の体力がないだけですが普段から疲れよりか、幾分か充実した疲れのような感じがしました。
海からあがるとそのままシャワー室に直行、なんだかんだ最後は温水にたどり着いてしまうのは日本人のさがでしょうか。普段なら絶対にしないであろう朝からボディソープやシャンプーを使った長めのシャワーをしてリフレッシュを図ります。

9時30分、シャワーからあがりそのまま冷蔵庫へ直行、実は朝食から戻るさいこっそりバーで頼んでペットボトルごと貰ってきたコーラをしのばせておいたのです。モルディブの海によく似合う真っ白なバスローブに真っ白なベット、どちらも肌触りは最高でそこにあわせるのが真っ黒なコーラというのは少し残念な気もしますがそんな画なんて気にせずごくごくっと黒い液体を身体一気に流しこみました。身体に悪いと分かっていてものどを駆け抜けるこの爽快感がたまらないのです。そうこうしていると身体がもう夜になったのかと勘違いをしたらしく急に眠気がしはじめてこれはいけない、しゃっきりしないと…との思いも虚しくまた夢の中に引きずり込まれていってしまいました。

12時頃、時計が正午をまたごうとしているその辺りで筆者の夢は終わり現実に戻ってきました。どんな状況であろうと3食きっちり食べないと気がすまないらしく人間ってよくできてるなとつくづく感じました。炭酸の抜けたやる気のないコーラを飲み干しつつその頭がふらつきそうになりながら着替えをすませ、ドラテクモリモリ運ちゃんのカートに乗って昼食会場のレストランまで送ってもらいました朝と違うことと言えば外気温と運ちゃんの片手にアイスクリームが握られていること「くらいでしょうか。この時も運ちゃんは例に漏れずレストランでなにやらお皿に盛ってましたが、思わずいやあれデザートじゃないんかーいとツッコミたくなりました。甘いものを食べたあとにまたしょっぱいものが食べられない筆者にとって少し羨ましいことです(だからスイーツバイキングでもすぐごちそうさまでしたになってしまうw)。席につくなりスタッフさんから飲み物を聞かれビールを持ってきてもらい昼からほろっとすることしにました。ビールとともに頂く筆者のお昼ご飯はグリルドサンドイッチとゆでたてペペロンチーノ、それとトムヤム風スープ。炭水化物のダブルパンチですねwガッツリ系の海外仕様サンドイッチと時々無性に食べたくなる
辛い物コンビ、爽快感が半端ない。特にトムヤム風スープなんて何倍でもいけそうな味で大満足です。運ちゃん同様デザートにはアイスクリームを頂き帰りのカートでグッとセンスだねって褒められましたw。太陽の位置はどんどん高くあがっていきいよいよ本領発揮がされそうな時間帯になってきました。
今回はここまで、次回もよろしくお願いします。

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