オランダ旅行ここに注意!

オランダ旅行ここに注意!

オランダ安全・治安情報 スリ・置き引き・ひったくりに注意!

楽しい海外旅行を、一転、悲しい思い出にしてしまう事、それがスリ被害。
ひやりとした体験をした、友人が被害にあった、等 以外に身近にあるものですね。実は、事前に情報を知っていれば、かなり防げるスリは多いです。今回は、スペインで注意するべきスリの情報についてまとめてみました。
(参考情報;在オランダ日本国大使館資料、外務省海外安全ホームページ)

オランダ滞在中の日本人が、置き引きやひったくり被害に遭い、旅券その他持ち物を盗難されたとの大使館への報告は、2019年で51件ありました。この数字は、盗難被害に旅券が含まれている場合に限っての件数であり、旅券が含まれていない盗難被害を含めれば、それ以上の被害があるものと考えられます。

日本人が被害にあう犯罪ってどんなもの?

日本人の被害の特徴としては、盗難に遭ったバッグ等に旅券、航空券、現金、クレジットカード、パソコン、携帯電話、カメラ、鍵等貴重品を一緒に入れていることが挙げられます。
 犯人は、現金等の貴重品を持ち歩いている日本人が特に多いことを認識した上で、犯行に及んでいることがうかがえ、日本人が繰り返しターゲットにされている可能性があります。また、犯行の手口は巧妙で注意をそらした一瞬の隙に実行されていることから、犯罪者の多くがターゲットを絞った上で、複数人で犯行に及んでいると考えられます。
 したがって、見知らぬ人物から話しかけられた場合、その仲間が自分の所持品をねらうため注意をそらそうとしている可能性がありますので、隙を見せないよう注意することが大切です。また、盗難被害の過半数が置き引きによるものであり、バッグ等の携行品は片時も手元から離さないように心掛けることが大切です。

注意すべきスポット① 駅(構内)、列車内、トラム内、空港内

〇スキポール空港到着ロビー、スキポール空港駅等乗降客が多い駅、アムステルダム中央駅、アムステルダム市内のトラム内、オランダとベルギー・ドイツを結ぶ国際列車内等で、被害が多発しています。
<具体的な手口>
*列車の行き先を照会する、地図等をかざして話しかける、目の前でコインをばらまく、ホームから客車の窓を叩く等の行為により注意をそらされている隙に、仲間である別の者に金品を盗まれる。
*バッグを網棚にのせて、居眠りをしたりしている隙に盗まれる。
*座席の下が後方と仕切られていない電車で、足元に置いた荷物を後方座席の下から盗まれる。
*プラットフォームや駅構内で、コートや上着にケチャップが付いていると親切そうに話しかけられ、確認している隙に、肩から掛けていたり、手に持っていたバッグ等の荷物を一盗まれる。
*電車等から降車の際、カバンに入っている財布等を後方から盗まれる。

〇スキポール空港(出発・到着ロビー、両替所付近、タクシー乗り場及び駐車場付近)
 空港到着直後の旅行者をねらった置き引き等の被害が散見されます。特に、カートの上に乗せているハンドバッグやアタッシュケースを盗まれるケースが多いです。

〇アムステルダム中央駅及びその周辺、ダム広場周辺
 アムステルダム駅構内及び「Damrak通り」(同駅からダム広場の間)、ダム広場東側の「飾り窓」地域は、観光スポットではありますが、麻薬の売人や浮浪者らがたむろしており、治安は良くありません。

注意すべきスポット② ホテル、レストラン

〇朝食会場で、食事や会話に夢中になっている隙に、足元やイスに置いた貴重品の入ったカバン等が盗まれる。
〇ビュッフェ形式の食事の際、貴重品の入ったバッグをイスやテーブルに置いたまま食事を取りに行き、戻るまでの間にバック等が盗まれる。
〇チェックインやチェックアウトの際に、スーツケースの上や足下に置いた貴重品の入ったカバンが盗まれる。
〇従業員を装い室内の清掃や浴室の修理などと称して部屋に入られ、バッグ等が持ち去られる。

注意すべきスポット③ 観光地、道路、店

〇観光名所での記念撮影中、足元やベンチに置いたカバンから貴重品を抜き取られたり、カバンごと持ち去さられたりする。
〇私服警官を装った偽警官が「麻薬の取締り」と称する職務質問をし、旅券や財布の提示等を要求し、検査をする振りをして巧みに紙幣数枚を抜き盗る。

*国立美術館、ゴッホ美術館付近のフォンデルパーク等の観光名所やアウトレットモール等の大型ショッピング施設などでは、スリ、置き引きに加え、睡眠薬強盗も発生しています。

防犯対策のヒント

〇外出時に貴重品を持ち歩く場合には、必要最小限とし、バッグ等は常に身体から離さず、かつ常に目に見える位置に所持する。
〇現金は必要最小限の額しか持ち歩かず、分散して持ち、また、クレジットカードや銀行カードとは別々に分けて所持する。
〇突然、見知らぬ人物が話し掛けてきたり、電車等の窓ガラスを外からノックしてきた場合、注意をそらすことを目的としている可能性があるので注意する。
〇飲食物を勧められても、安易に口にしない。
〇公共交通機関(列車、バス、トラム)の乗降口付近や連結部の人混みは、ひったくり、スリにねらわれやすい場所であることに注意し、貴重品等を入れたバッグは身体の前で抱えるなど、隙を作らない。
〇ホテルにチェックインする際は、荷物を足で挟んでいるつもりでも持ち去られる可能性があるので、荷物を足下に置かない等注意する。
〇ホテルのレストランやカフェ等では、ショルダーバッグ等の所持品を椅子の背もたれに掛けることは避ける。また、椅子やテーブルの上に置いたまま席を離れない。

考察

日本人がくり返し狙われている可能性があるのが怖いですね。
まずは、貴重品をまとめて入れている風のバッグやショルダーバッグ・アタッシュケースに目をつけられない事が大切ですね。目をつけられると、ありとあらゆる工夫で、取られてしまいます。「これは無理だな」とあきらめてもらえるように、貴重品は取りにくいカタチで身に着けるのがベストだと思います。
レストランやホテルのビュッフェでは日本の安全意識は捨てましょう。ほんの一瞬のスキも見せないのが肝心です。

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